バルセロナにある世界遺産「ガウディの作品群」の中で、2番目に有名なのがグエル公園。このグエル公園からガウディの建築はガウディらしい建築をするようになったんだとか。そのグエル公園に、帰国する日の早朝に行ってきました。
グエル公園は高台に位置し、地下鉄で行っても上り坂を結構登らなければいけないと聞き、タクシーに乗車。カタルーニャ広場付近から約15€で、グエル公園に到着。
朝8時半ということもあってか、予約していったのに門の前には誰もいないんです。
ここはまだ有料のモニュメントゾーン(7€)じゃないのか!?と思い中へ。
入口の建物は画家のサルバドール・ダリが砂糖でできた家のようと表した守衛小屋と管理小屋。メルヘンチック。
入るとすぐに、かの有名なトカゲ!チケットの確認なかったけれど、有料ゾーンだと確信。そこには韓国人カップルと私たちだけ。昼間ならありえないそうだけど、パシャパシャお互いの写真を撮り合って、バルセロナの情報交換。
階段を上り、海にいるモンスターを形どったといわれるメインテラスへ。いろんなところに座ってみては破裂タイルの観察。何気にカタルーニャの特産品Cava(スパークリングワイン)の瓶での装飾が!このタイルでのモザイクには社会的な意味があるのだとか・・・。
そして、ここからはバルセロナの街から地中海が見渡せるのです。景色を堪能し、ガウディの定番タイルでのモザイクを観察した後は洗濯女の回廊へ。
自然にこんな回廊できそうと思わされるように作られている中、一つの回廊の柱には洗濯かごを持った女性の彫刻がされていました。うっかりしていると見落としそうなくらい、調和が取れていました。
そこから、らせん状のスロープで降りることができる建物へ。巻貝のような、そうじゃないような、自然の中にあるものをイメージしているよう。
そもそもこのグエル公園はガウディのパトロン、グエル伯爵の発案で、自然と調和がとれている住宅地を作ろうとしたもの。でも、時は産業革命が終わったばかりの工業化が進む時代。自然環境なんて、二の次。結局、何軒か家は建てられたものの、買い手がつかず住んだのはガウディとグエル伯爵だけだったとか。
管理人さんが門の前のお菓子の家で待っていてくれて、バルセロナが見渡せる共同メインテラス。そして、自然が豊かな公園内の家。今の感覚だったら、超高級住宅街間違いなしですね!ちなみに、チケットは公園から出るときにチェックありました!
バルセロナの旅は、モデルニズム建築を存分に見学して、これにて終了。
スペインのLCC、ブエリング航空でロンドンに戻っていきました。(2015年3月の旅行記)
グエル公園公式HP:http://www.parkguell.cat/en/
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