やっとやってきました!サグラダ・ファミリア聖堂

サグラダ・ファミリア聖堂

バルセロナと言えば、ガウディ未完の作品サグラダ・ファミリア(聖家族教会)。今回の旅行のメインイベントは、ガウディ建築の骨頂であるこの聖堂に行くこと。小さいころは、黒ずんだ塔がひょこひょこ建っていて、変なの、教会なのと思っていましたが、実際にこの目で見てきました!

街のあらゆるところから見えるサグラダ・ファミリアの塔とクレーン!
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そもそもこのサグラダ・ファミリア聖堂、本屋さんを経営するお方がバチカンから帰った後、バルセロナにもサン・ピエトロ大聖堂のような聖堂を作ってやろうと発案したもの。崇高な思いから、とある設計士さんに頼んで始まるのですが、この設計士さんかなりの理想家で古風、伝統あるゴシック様式の教会を建てようと考えます。しかし、予算よりお金がかかってしまう。「どうにかして~」と本屋さんはお願いするのですが、理想のものが建てられないのは嫌だと設計士さん1年あまりで辞めてしまいます。

そこで何とか安くと、まだ無名のガウディに設計を任したのです。以来ガウディはサグラダ・ファミリアに人生を賭け、得た収入全てをサグラダ・ファミリアの建築につぎ込んだのでした。

今回は市内観光ツアーの一つとしてサグラダ・ファミリアに行ってきました。

まずは池の向こうの写真スポットへ!塔の周りこういう風になっているのかと。大きい上に街の真ん中にたっているので、この場所でしか正面の全景が見えないのでは!?

サグラダ・ファミリア聖堂サグラダ・ファミリア

池に映るサグラダ・ファミリア聖堂も一見の価値ありです!

サグラダ・ファミリア聖堂への入場はツアーで行ったので、待つこと一切なく入ることができました。

私が行った日はクルーズ船が停泊しておらず、バルセロナの観光客はかなり少ない日。それでも、当日券はグルグルと並んでいました。クルーズ船2隻泊まっている日もあるそうなので、事前予約はしていった方がいいようです。

サグラダ・ファミリア聖堂

そして、「生誕の門(生誕のファサード)」。もちろん、イエス・キリストの生誕を描いたもの。入口からほど近い低いところの像が、聖母マリア、イエス・キリスト、そしてキリストの父です。周りには厩で生まれたことを物語る牛や馬。上には羽がない天使。その他ヘビやカメなどここには到底書ききれるわけもないほど多くの細工全てに意味があるのです。サグラダ・ファミリア聖堂生誕のファサード サグラダ・ファミリア聖堂生誕ファサード

葉に蝶やカブトムシなどが止まっているイメージの門をくぐって中に入ると、45mもある高い天井、壁や床にステンドグラスの色がキラキラと輝きます。最後のステンドグラスが入れられて、内装はほぼ完成なんだとか。

従来の重く厚い壁は使わずにステンドグラスを入れられるようにと、柱はアーチになっていて斬新。ゴシック様式の教会とは全く違う、明るく見渡しのよい空間が作られていました。

サグラダ・ファミリア聖堂内部 サグラダ・ファミリア聖堂中

地下には、地下聖堂と生誕の門の完成だけを見て亡くなったガウディのお墓があります。ガウディはすべての富をサグラダ・ファミリアにつぎ込み、服装もとても質素。交通事故にあった際、その身なりからホームレスだと思われて放置され亡くなったのだとか。そんな人柄をふまえ慎ましやかなものとなっています。

受難の門1

生誕の門と逆側には、受難の門(受難のファサード)。生誕の門とは全く正反対、暗いイメージがするように造られています。最後の晩餐から捕えられてゴルゴタの丘への道を行くイエスとイエスの顔を拭った聖布を持つヴェロニカ、そして、十字架にはりつけられている姿から、復活、昇天までがモダンアートで描かれています。特にヴェロニカが持つ聖布のイエスの顔はどの角度から見ても目が合うように彫られており、必見です。

サグラダ・ファミリア聖堂受難のファサード

今回は時間の都合でこれで終わり。

ガウディの100回忌、2026年にサグラダ・ファミリアは完成する予定と発表されました!予定は未定ですが・・・。
完成されたら、今度は塔の上にも行きたいな。

サグラダ・ファミリア聖堂

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投稿者: Lily Yuri

I am originally from Japan and live in London. My passionate is traveling. I have visited about 30 countries so far. Now I am studying English, photography and calligraphy.

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