まだまだ肌寒い日が続くロンドンですが、4月中旬の晴天のある日ロンドン南西部にあるキューガーデンズ(キュー王立植物園)に行ってきました。ここは世界最大の植物園、世界遺産にも登録されています。キューガーデンはロンドン中心部ビクトリア駅からディストリクトラインに乗り、30分くらい。
途中でウィンブルドン行に乗っていることに気が付き、リッチモンド行に慌てて乗り換えたりというハプニングもあったけれど、無事キューガーデン駅に到着。
結構な田舎。地下道を通って、線路の反対側へ行き、まっすぐ数分歩くはず。
地図に書いてある通り歩くけれど、世界遺産の前とは思えない住宅地っぷり。看板も何もないから不安で仕方ない。
歩くこと数分で、いきなりバスが通る道があって、ビクトリアゲート。
子どもたちの遠足がたくさん来ている中、ゲートを抜けると、チューリップにおしゃれなパームハウス!
日本人は春が来た象徴として桜を思い浮かべると思いますが、ヨーロッパの人はチューリップが大好き!いろんな色、形のチューリップが咲いているのを見て、春が来たと実感するそうです。
4月のイングリッシュガーデンはオランダにも負けないデザイン性が豊かなチューリップの庭!
もちろん、キューガーデンには桜もあります!こちらの桜はちょっと遅めでロンドン中心部リージェントパークの桜は葉桜でも、ここはまだ満開散り始め。チューリップも綺麗だけど、外国に住んでもやっぱり私は日本人。桜と春の陽気に心が揺さぶられます。
中国っぽい仏塔や西本願寺の門、日本の民家のレプリカを見た後、ついに今日の目的地プリンセスオブウェールズの温室(Princess of Wales Conservatory)へ。
外観は、三角形の屋根が重なる近代的な建物。
さすが、世界のファッションリーダーだったダイアナ妃がオープンしただけのことはあると騒ぎながら、私たちは温室の中へ。
世界各地の気温と湿度に設定されている部屋に区切られていて、乾燥地帯のサボテンから、湿地帯のカカオやマングローブまで。
いろいろな形のサボテンが。「まるで細菌を電子顕微鏡で見たみたい。」と言ったら、さすが理系と笑われる。
「あっ、カメレオン」 シダの間をカメレオンが走ってる。このカメレオンにも住みやすいだろうなという空間、私たちもまったりゆっくりした時間を過ごしていた。
湿地性の真っ赤なカラー。光が差し込んでキラキラ。小さいころ硬い花びらで変なのって思っていたのにきれいだと思うのは年をとったからだからかな・・・。
マングローブの間に咲いているのはハス。池に光が差し込みまるでモネの絵に入ったかのよう。
きちんと管理されて、花の見せ方が上手。ダイアナ妃ゆかりというだけはある。
結局、私たちは3時間くらい見て回って、友達がオススメのアフタヌーンティーのお店に向かいました。
キューガーデンに来たら、パームハウスは有名だけどダイアナ妃ゆかりの温室は見逃し厳禁!
☆キューガーデンへのアクセス
ピカデリーサーカスからはピカデリーラインでHammersmith駅まで行き、ディストリクトラインのリッチモンド行に乗り換えてKew Gardens駅下車。徒歩5分。
☆キューガーデンズ
入場料:18ポンド 住所: Kew, Richmond, Surrey TW9 3AB 電話:+44 (0)20 8332 5655
営業時間 こちら HP: http://www.kew.org/