3月末に日本に一時帰国したとき、奈良にある室生寺を訪れました。このお寺は静かな山間に位置する真言宗室生寺派の総本山です。別名は女人高野と呼ばれており、昔女性は高野山などのお寺にお参りができなかったとき、このお寺は例外的に女性が入山することを認めていたそうです。
日差しは春になってきたけれど、まだまだ冬だなぁいう気温でしたが、なんと桜がちらほら。
![仁王門](https://lilytraveltimes.wordpress.com/wp-content/uploads/2015/04/e4bb81e78e8be99680.jpg?w=840)
仁王像に睨まれながら私たちは門を通り抜け鎧坂に。
![鎧坂](https://lilytraveltimes.wordpress.com/wp-content/uploads/2015/04/e98ea7e59d82.jpg?w=433&h=578)
この階段を上ったら、金堂があります。
金堂には国宝に指定されている仏像が何体もおかれており、私たちが行った時期は有料で金堂の中に入ることができました。
室生寺にある仏像は他のところよりも優しく、あどけない子供らしさがあふれる表情をしていると言われています。女性好みの仏像が多いことは室生寺が古くから女人高野と呼ばれ、女性の信仰の中心であったことが関係しているのではないかと感じました。
![本堂](https://lilytraveltimes.wordpress.com/wp-content/uploads/2015/04/e69cace5a082.jpg?w=840)
階段を上ると本堂があり、さらに階段を上ると五重塔があります。こちらの五重塔はこのお寺の中で最も古い建築物だったのですが、台風で一度倒壊してしまいました。綺麗に再建された五重塔は以前の物と同様に赤と白の木造建築、はっきりとした色合いにもかかわらず周りの自然と調和していました。
![五重塔](https://lilytraveltimes.wordpress.com/wp-content/uploads/2015/04/e4ba94e9878de5a194.jpg?w=371&h=495)
この先さらに階段を400段ほど登ると奥ノ院があります。今回は奥ノ院までいきませんでしたが、ひっそりと趣深いところなので体力がある方は是非行ってみてください。
室生寺はシャクナゲの名所としても有名で、5月のゴールデンウィークころには五重塔に行く階段の両脇に見事なシャクナゲが咲き乱れます。
・京都より
近鉄京都駅から近鉄特急にて大和八木へ。伊勢方面行き近鉄急行に乗り換え、室生口大野で下車。近鉄バスにて室生寺まで。
約2時間
・名古屋より
近鉄名古屋駅から近鉄特急にて名張駅へ。大阪方面行近鉄急行に乗り換え、室生口大野で下車。近鉄バスにて室生寺まで。
約2.5時間
![室生川](https://lilytraveltimes.wordpress.com/wp-content/uploads/2015/04/e5aea4e7949fe5b79d.jpg?w=840)
Muro-ji HP:http://www.murouji.or.jp/
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